コレクション: Karin Blach Nielsen カリン・ブラック・ニールセン
北欧デンマーク、コペンハーゲンの陶芸家。
デンマークのコールディング・デザイン・スクール Designskolen Kolding と、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート Royal College of Art in London で陶芸を専攻。
数多くの受賞歴を持ち、特に釉薬の美しさに定評のある陶芸家です。
「世界一美しい美術館」と称される、ルイジアナ美術館のミュージアムショップなど、アートギャラリーを中心に作品を展開しています。
彼女の作品の中心的な役割を演じるのは、釉の色調や陰影、そしてテクスチャーです。
胎土の種類や材料、焼成温度などのわずかな違いで作品の表情は大きく変化し、ひとつとして同じ焼き上がりのものは生まれません。
作陶とは彼女にとって釉薬の色彩表現であり、器と釉が織り成す光の芸術です。 釉の美学、美の本質は彼女を強く惹きつけ、常に新たなスタイルの開発に情熱を傾け、絶えることなく探求を続けています。
カリン・ブラック・ニールセンの器は、美しく詩的な芸術品でありながら、日用品としての実用性も兼ね備えています。
これは彼女のストーンウェアに関する豊富な知識と経験、そして長年にわたる釉薬の研究を通じて生まれる賜物です。
作品は、創作プロセスの各段階の細部にまで細やかな注意を払い、自身の工房で作家自身の手によって完成します。
古典的なフォルムに柔らかなカラーノートを使用することで、現代的でありながらクラシックな印象を与える個性的な表現方法が、世界的に高く評価されています。